Quantcast
Channel: 漢詩を楽しもう
Browsing all 554 articles
Browse latest View live

ティェンタオの自由訳漢詩 1875

 初唐15ー盧照粼    九月九日登玄武山     九月九日 玄武山に登る   九月九日眺山川   九月九日  山川(さんせん)を眺め   帰心帰望積風塵   帰心(きしん)帰望(きぼう)  風塵(ふうじん)積(つ)む   他郷共酌金花酒   他郷  共(とも)に酌(く)む  金花(きんか)の酒   万里同悲鴻雁天   万里  同(とも)に悲しむ  鴻雁(こうがん)の天   ⊂訳⊃...

View Article


ティェンタオの自由訳漢詩 1876

 初唐16ー盧照粼    梅花落              梅花落   梅嶺花初発     梅嶺(ばいれい) 花  初めて発(ひら)くも   天山雪未開     天山(てんざん)  雪  未(いま)だ開かず   雪処疑花満     雪処(せっしょ)  花の満つるを疑い   花辺似雪廻     花辺(かへん)   雪の廻(めぐ)るに似たり   因風入舞袖...

View Article


ティェンタオの自由訳漢詩 1877

 初唐17ー駱賓王     詠鵝              鵝を詠ず   鵝 鵝 鵝      鵝(が)  鵝  鵝   曲項向天歌     項(うなじ)を曲(ま)げて天に向かって歌う   白毛浮緑水     白毛(はくもう)   緑水(りょくすい)に浮かび   紅掌撥清波     紅掌(こうしょう)  清波(せいは)を撥(はら)う   ⊂訳⊃           が  が  が  が  が...

View Article

ティェンタオの自由訳漢詩 1878

 初唐18ー駱賓王    在獄詠蝉          獄に在りて蝉を詠ず   西陸蝉声唱     西陸(せいりく)   蝉声(せんせい)唱(とな)え   南冠客思深     南冠(なんかん)  客思(かくし)深し   那堪玄鬢影     那(なん)ぞ堪(た)えん  玄鬢(げんびん)の影の   来対白頭吟     来たりて白頭吟(がくとうぎん)に対するに   露重飛難進     露(つゆ)重くして...

View Article

ティェンタオの自由訳漢詩 1879

 初唐19ー劉希夷    代悲白頭翁         白頭を悲しむ翁に代る       (前四句)   洛陽城東桃李花   洛陽城東   桃李(とうり)の花   飛来飛去落誰家   飛び来たり  飛び去って誰(た)が家にか落つる   洛陽女児惜顔色   洛陽の女児 顔色(がんしょく)を惜(お)しみ   行逢落花長歎息   行々(ゆくゆく)  落花に逢(あ)うて長歎息す   ⊂訳⊃...

View Article


ティェンタオの自由訳漢詩 1880

 初唐20ー劉希夷    代悲白頭翁         白頭を悲しむ翁に代る      (中?十句)   今年花落顔色改   今年(こんねん)   花落ちて顔色(がんしょく)改まり   明年花開復誰在   明年(みょうねん)  花開いて復(ま)た誰(たれ)か在る   已見松柏摧為薪   已に見る  松柏(しょうはく)の摧(くだ)かれて薪と為(な)るを   更聞桑田変成海   更に聞く...

View Article

ティェンタオの自由訳漢詩 1881

 初唐21ー劉希夷    代悲白頭翁         白頭を悲しむ翁に代る      (中?八句)   此翁白頭真可憐   此の翁(おう)  白頭(はくとう)  真(まこと)に憐れむ可し   伊昔紅顔美少年   伊(こ)れ昔   紅顔の美少年   公子王孫芳樹下   公子王孫  芳樹(ほうじゅ)の下(もと)   清歌妙舞落花前   清歌妙舞  落花(らっか)の前   光禄池台開錦繡...

View Article

ティェンタオの自由訳漢詩 1882

 初唐22ー劉希夷    代悲白頭翁         白頭を悲しむ翁に代る       (後四句)   宛転蛾眉能幾時   宛転(えんてん)たる蛾眉(がび)   能(よ)く幾時(いくとき)ぞ   須臾鶴髪乱如糸   須臾(しゅゆ)にして鶴髪(かくはつ) 乱れて糸の如し   但看古来歌舞地   但(た)だ看(み)る     古来(こらい)歌舞の地   惟有黄昏鳥雀悲   惟(た)だ黄昏(こうこん)...

View Article


ティェンタオの自由訳漢詩 1883

 初唐23ー杜審言    送崔融              崔融を送る   君王行出将     君王(くんのう)  行(まさ)に出(い)でて将(しょう)たり   書記遠従征     書記(しょき)   遠く征(せい)に従う   租帳連河闕     租帳(そちょう) 河闕(かけつ)に連なり   軍麾動洛城     軍麾(ぐんき)  洛城(らくじょう)を動かす   旌旗朝朔気     旌旗(せいき)...

View Article


ティェンタオの自由訳漢詩 1884 

 初唐24ー杜審言    和晋陵陸丞          晋陵の陸丞の    早春遊望            「早春遊望」に和す   独有宦遊人     独り宦遊(かんゆう)の人(ひと)有り   偏驚物候新     偏(ひと)えに驚く  物候(ぶっこう)の新たなるに   雲霞出海曙     雲霞(うんか)    海を出(い)でて曙(あ)け   梅柳渡江春     梅柳(ばいりゅう)...

View Article

ティェンタオの自由訳漢詩 1885

 初唐25ー蘇味道    正月十五夜          正月十五の夜   火樹銀花合     火樹(かじゅ)  銀花(ぎんか)合(がっ)し   星橋鉄鎖開     星橋(せいきょう)  鉄鎖(てつさ)開く   暗塵随馬去     暗塵(あんじん)   馬に随って去り   明月逐人来     明月(めいげつ)   人を逐(お)うて来たる   游伎皆穠李     游伎(ゆうぎ)は皆  穠李(じょうり)...

View Article

ティェンタオの自由訳漢詩 1886

 初唐26ー蘇味道    使嶺南聞崔馬二      嶺南に使いして崔・馬二御史の    御史並拝台郎        並に台郎に拝せらるるを聞く   振鷺纔飛日     振鷺(しんろ)   纔(はじ)めて飛ぶ日   遷鶯遠聴聞     遷鶯(せんおう)  遠く聴聞(ちょうぶん)す   明光共待漏     明光(めいこう)  共に漏(ろう)を待ち   清覧各披雲     清覧(せいらん)...

View Article

ティェンタオの自由訳漢詩 1887

 初唐27ー李嬌     雀                雀   大厦初成日     大厦(たいか)  初めて成(な)るの日   嘉賓集杏梁     嘉賓(かひん)  杏梁(きょうりょう)に集まる   銜書表周瑞     書を銜(ふく)んで周瑞(しゅうずい)を表し   入幕応王祥     幕(とばり)に入りて王祥(おうしょう)に応ず   暮宿空城裏...

View Article


ティェンタオの自由訳漢詩 1888

 初唐28ー李嬌     柳                 柳   揚柳鬱氳氳     揚柳(ようりゅう)  鬱(うつ)として氤氳(いんうん)   金堤総翠氛     金堤(きんてい)  総(すべ)て翠(みどり)の氛(ふん)   庭前花類雪     庭前(ていぜん)  花は雪に類(たぐい)し   楼際葉如雲     楼際(ろうさい)   葉は雲の如し   列宿分龍影     列宿(れつしゅく)...

View Article

ティェンタオの自由訳漢詩 1889

 初唐29ー陳子昂     軒轅台             軒轅台   北登薊丘望     北のかた  薊丘(けいきゅう)に登りて望み   求古軒轅台     古(いにしえ)の軒轅台(けんえんだい)を求む   応龍已不見     応龍(おうりゅう)  已(すで)に見えず   牧馬空黄埃     牧馬(ぼくば)  空しく黄埃(こうあい)   尚想広成子     尚(な)お想う  広成子(こうせいし)...

View Article


ティェンタオの自由訳漢詩 1890

 初唐30ー陳子昂     燕昭王             燕の昭王   南登碣石館     南のかた  碣石館(けつせきかん)に登り   遥望黄金台     遥かに黄金台(おうごんだい)を望む   丘陵尽喬木     丘陵  尽(ことごと)く喬木(きょうぼく)   昭王安在哉     昭王  安(いず)くに在りや   覇図悵已矣     覇図(はと)  悵(ちょう)として已(や)んぬるかな...

View Article

ティェンタオの自由訳漢詩 1891

 初唐31ー陳子昂    登幽州台歌       幽州の台に登るの歌   前不見古人      前(さき)に古人(こじん)を見ず   後不見来者      後(のち)に来者(らいしゃ)を見ず   念天地之悠悠    天地の悠悠(ゆうゆう)たるを念(おも)い   独愴然而涕下    独り愴然(そうぜん)として涕(なんだ)下(くだ)る   ⊂訳⊃           古の人の姿は見えず...

View Article


ティェンタオの自由訳漢詩 1892

 初唐32ー陳子昂    晩次楽郷県          晩に楽郷県に次る   故郷杳無際     故郷(こきょう)  杳(よう)として際(はて)無し   日暮且孤征     日暮(にちぼ)   且(しばら)く孤征(こせい)す   川原迷旧国     川原(せんげん) 旧国に迷い   道路入辺城     道路(どうろ)   辺城(へんじょう)に入る   野戍荒煙断     野戍(やじゅ)...

View Article

ティェンタオの自由訳漢詩 1893

 初唐33ー杜審言     渡湘江               湘江を渡る   遅日園林悲昔遊   遅日(ちじつ)    園林(えんりん)  昔遊(せきゆう)を悲しむ   今春花鳥作辺愁   今春(こんしゅん) 花鳥(かちょう)  辺愁(へんしゅう)を作(な)す   独憐京国人南竄   独り憐れむ  京国(けいこく)の人(ひと)南竄(なんざん)せられ   不似湘江水北流...

View Article

ティェンタオの自由訳漢詩 1894

 初唐34ー杜審言    旅寓安南           安南に旅寓す   交趾殊風候     交趾(こうし)  風候(ふうこう)殊(こと)なり   寒遅暖復催     寒(かん)遅くして  暖  復(また)た催(もよお)す   仲冬山果熟     仲冬(ちゅうとう)  山果(さんか)熟し   正月野花開     正月(しょうがつ)  野花(やか)開く   積雨生昏霧     積雨(せきう)...

View Article
Browsing all 554 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>