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ティェンタオの自由訳漢詩 2211

 北宋36ー蘇舜欽      覧 照               覧 照   鉄面蒼髯目有稜   鉄面(てつめん)  蒼髯(そうぜん)  目に稜(かど)有り   世間児女見須驚   世間の児女(じじょ)  見て須(すべから)く驚くべし   心曾許国終平虜   心(こころ)  曾(かつ)て国に許し  終(つい)に虜(りょ)を平げんとするも   命未逢時合退耕   命(めい)...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2212

 北宋37ー欧陽脩     晩泊岳陽              晩に岳陽に泊す   臥聞岳陽城裏鐘   臥(ふ)して聞く   岳陽城裏(がくようじょうり)の鐘(かね)   繋舟岳陽城下樹   舟を繋(つな)ぐ  岳陽城下の樹(き)   正見空江明月来   正(まさ)に見る  空江(くうこう)に明月の来たるを   雲水蒼茫失江路   雲水(うんすい)  蒼茫(そうぼう)として  江路(こうろ)を失う...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2213

 北宋38ー欧陽脩     答丁元珍               丁元珍に答う   春風疑不到天涯   春風(しゅんぷう)  疑うらくは天涯(てんがい)に到らざるかと   二月山城未見花   二月(にがつ)    山城(さんじょう)  未(いま)だ花を見ず   残雪圧枝猶有橘   残雪(ざんせつ)   枝を圧して猶(な)お橘(きつ)有り   凍雷驚筍欲抽芽   凍雷(とうらい)...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2214

 北宋39ー欧陽脩      画眉鳥                画眉鳥   百転千声随意移   百転(ひゃくてん)  千声(せんせい)  随意(ずいい)に移る   山花紅紫樹高低   山花(さんか)は紅紫(こうし)  樹(じゅ)は高低(こうてい)   始知鎖向金籠聴   始めて知る  金籠(きんろう)に鎖(とざ)して聴くは   不及林間自在啼   林間(りんかん)...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2215

 北宋40ー欧陽脩      別 滁               滁に別る   花光濃爤柳軽明   花光(かこう)は濃爤(のうらん)  柳は軽明(けいめい)   酌酒花前送我行   酒を花前(かぜん)に酌(く)みて我が行(ゆ)くを送る   我亦且如常日酔   我れも亦(ま)た且(しばら)く   常日(じょうじつ)の如く酔わん   莫教弦管作離声   弦管(げんかん)をして...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2216

 北宋41ー欧陽脩      夢中作                夢中の作   夜涼吹笛千山月   夜(よる)涼しくして笛を吹く  千山(せんざん)の月   路暗迷人百種花   路(みち)暗くして人を迷わしむ  百種(ひゃくしゅ)の花   棋罷不知人換世   棋(き)罷(おわ)って  人の  世を換(か)うるを知らず   酒闌無奈客思家   酒(さけ)闌(つ)きて  客の...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2217

 北宋42ー欧陽脩     絶 句              絶 句   冷雨漲焦陂     冷雨(れいう)   焦陂(しょうひ)に漲(みなぎ)り   人去陂寂寞     人(ひと)去りて  陂(つつみ)  寂寞(せきばく)   惟有霜前花     惟(た)だ霜前(そうぜん)の花のみ有りて   鮮鮮対高閣     鮮鮮(せんせん)  高閣(こうかく)に対す   ⊂訳⊃...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2218

 北宋ー邵雍     清夜吟             清夜吟   月到天心処     月  天心(てんしん)に到る処(ところ)   風來水面時     風  水面(すいめん)に來たるの時(とき)   一般清意味     一般の清(せい)意味   料得少人知     料(はか)り得たり  人の知ること少(まれ)なるを   ⊂訳⊃           月が夜空の  中天にかかるころ...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2219

 北宋44ー邵雍       懶起吟                懶起吟   半記不記夢覚後   半(なか)ば記し 記せざるは   夢(ゆめ)覚めし後(のち)   似愁無愁情倦時   愁うるに似て   愁うる無きは  情(じょう)倦(う)むの時   擁衾側臥未欲起   衾(しとね)を擁(よう)し   側臥(そくが)して  未(いま)だ起くるを欲せず   簾外落花繚乱飛   簾外(れんがい)...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2220

 北宋45ー司馬光    夏日西斎即時           夏日 西斎即時   榴花映葉未全開   榴花(りゅうか)   葉に映じて未(いま)だ全くは開かず   槐影沈沈雨勢来   槐影(かいえい)  沈沈(ちんちん)として雨勢(うせい)来たる   小院地偏人不到   小院(しょういん)  地  偏(へん)にして  人  到らず   満庭鳥迹印蒼苔   満庭(まんてい)の鳥迹(ちょうせき)...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2221

 北宋46ー司馬光      初 夏              初 夏   四月清和雨乍晴   四月  清和(せいわ)  雨  乍(たちま)ち晴る   南山当戸転分明   南山  戸(こ)に当たって転(うた)た分明(ぶんめい)   更無柳絮因風起   更に柳絮(りゅうじょ)の  風に因(よ)って起こる無く   惟有葵花向日傾   惟(た)だ葵花(きか)の  日に向かって傾く有るのみ   ⊂訳⊃...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2222

 北宋47ー曽鞏      西 楼                西 楼   海浪如雲去却囘   海浪(かいろう)  雲の如く  去って却(ま)た囘(かえ)る   北風吹起数声雷   北風(ほくふう)  吹き起こす  数声(すうせい)の雷(らい)   朱楼四面鉤疏箔   朱楼(しゅろう)  四面  疏箔(そはく)を鉤(こう)し   臥看千山急雨来   臥(ふ)して看る  千山...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2223

 北宋48ー王令     暑旱苦熱             暑旱 熱きに苦しむ   清風無力屠得熱   清風(せいふう)  熱を屠(ほう)り得(う)るに力(ちから)無く   落日着翅飛上山   落日(らくじつ)   翅(つばさ)を着けて  飛んで山に上(のぼ)る   人固已懼江海竭   人  固(もと)より已(すで)に江海(こうかい)の竭(つ)きんことを懼(おそ)れ   天豈不惜河漢乾   天...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2224

 北宋49ー王安石     梅 花             梅 花   牆角数枝梅     牆角(しょうかく)  数枝(すうし)の梅   凌寒独自開     寒(かん)を凌(しの)いで独り自(みずか)ら開く   遥知不是雪     遥かに知る  是(こ)れ雪ならざるを   為有暗香来     暗香(あんこう)有りて来たる為なり   ⊂訳⊃           垣根の角に   数本の梅の枝...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2225

 北宋50ー王安石      葛渓駅                葛渓駅   缺月昏昏漏未央   缺月(けつげつ)  昏昏(こんこん)  漏(ろう)  未(いま)だ央(つ)きず   一燈明滅照秋牀   一燈(いっとう)   明滅(めいめつ)  秋牀(しゅうしょう)を照らす   病身最覚風露早   病身は最も覚(おぼ)ゆ  風露(ふうろ)の早きを   帰夢不知山水長   帰夢(きむ)は知らず...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2226

 北宋51ー王安石      商 鞅                 商 鞅   自古駆民在信誠   古(いにしえ)より民(たみ)を駆(か)るは信誠(しんせい)に在り   一言為重百金軽   一言(いちごん)  重しと為(な)し  百金軽(かろ)し   今人未可非商鞅   今人(きんじん)  未(いま)だ商鞅(しょうおう)を非(ひ)とす可(べ)からず   商鞅能令政必行...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2227

 北宋52ー王安石      夜 直                 夜 直   金炉香尽漏声残   金炉(きんろ)  香(こう)尽(つ)きて  漏声(ろうせい)残(ざん)す   翦翦軽風陣陣寒   翦翦(せんせん)たる軽風(けいふう)  陣陣(じんじん)の寒(かん)   春色悩人眠不得   春色(しゅんしょく)  人を悩ませて眠り得ず   月移花影上欄干...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2228

 北宋53ー王安石     泊船瓜洲               船を瓜洲に泊す   京口瓜洲一水間   京口(けいこう)   瓜洲(かしゅう)は   一水(いっすい)間(へだ)て   鐘山秪隔数重山   鐘山(しょうざん)  秪(た)だ隔(へだ)つ  数重(すうちょう)の山   春風又緑江南岸   春風(しゅんぷう)  又(ま)た緑なり     江南の岸   明月何時照我還   明月(めいげつ)...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2229

 北宋54ー王安石      北陂杏花               北陂の杏花   一陂春水繞花身   一陂(いっぴ)の春水(しゅんすい)  花身(かしん)を繞(めぐ)り   身影妖嬈各占春   身影(しんえい)  妖嬈(ようじょう)  各々(おのおの)春を占(し)む   縦被春風吹作雪   縦(たと)い春風(しゅんぷう)に吹かれて雪と作(な)るも   絶勝南陌碾成塵   絶えて勝(まさ)る...

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ティェンタオの自由訳漢詩 2230

 北宋55ー王安石      北 山                 北 山   北山輸緑漲横陂   北山(ほくざん)  緑を輸(おく)って  横陂(おうは)に漲(みなぎ)る   直塹囘塘灎灎時   直(あたか)も   囘塘(かいとう)を塹(ほ)って  灎灎(えんえん)の時(とき)   細数落花因坐久   細(こまや)かに落花(らっか)を数うるは   坐すること久しきに因(よ)る...

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