盛唐27ー儲光羲
長安道 長安道
鳴鞭過酒肆 鞭(むち)を鳴らして酒肆(しゅし)に過(よぎ)り
袨服遊倡門 袨服(げんぷく)して倡門(しょうもん)に遊ぶ
百万一時尽 百万 一時(いちじ)に尽くるも
含情無片言 情を含んで片言(へんげん)無し
⊂訳⊃
鞭を鳴らして飲み屋に立ち寄り
着飾って 妓楼で遊ぶ
百万銭を 一夜で使い果たすが
想う心を 決して口に出すことはない
⊂ものがたり⊃ 詩題の「長安道」も楽府題のひとつです。鞭を鳴らして行くのは乗馬の貴公子でしょう。「倡門」は遊女のいる妓楼のこと。結びの「情を含んで片言無し」は使った金のことではなく、慕情は胸中に秘めて口に出したりはしないと、侠気のあるところを示します。
長安道 長安道
鳴鞭過酒肆 鞭(むち)を鳴らして酒肆(しゅし)に過(よぎ)り
袨服遊倡門 袨服(げんぷく)して倡門(しょうもん)に遊ぶ
百万一時尽 百万 一時(いちじ)に尽くるも
含情無片言 情を含んで片言(へんげん)無し
⊂訳⊃
鞭を鳴らして飲み屋に立ち寄り
着飾って 妓楼で遊ぶ
百万銭を 一夜で使い果たすが
想う心を 決して口に出すことはない
⊂ものがたり⊃ 詩題の「長安道」も楽府題のひとつです。鞭を鳴らして行くのは乗馬の貴公子でしょう。「倡門」は遊女のいる妓楼のこと。結びの「情を含んで片言無し」は使った金のことではなく、慕情は胸中に秘めて口に出したりはしないと、侠気のあるところを示します。