盛唐6ー張説
酔中作 酔中の作
酔後方知楽 酔後(すいご) 方(まさ)に楽しみを知り
弥勝未酔時 弥々(いよいよ) 未(いま)だ酔わざるの時に勝る
動容皆是舞 容(かたち)を動かせば 皆 是(こ)れ舞(まい)
出語総成詩 語(ご)を出(い)だせば 総(すべ)て詩と成る
⊂訳⊃
酔ってはじめて 酒の楽しさがわかり
飲めば飲むほど 酔わないときより気分がいい
体を動かせば それがそのまま舞となり
言葉を吐けば それがそっくり詩句となる
⊂ものがたり⊃ 張説(667−730)は五言絶句を自家薬籠中のものにしていたようです。この詩は制作時期不明ですが、宴会の座興に作ったものでしょう。自分の才能に自信があり、余裕のある詠い振りから三十歳前後の作品と思われます。酔いを詠って軽妙。李白などに影響を与えたと思われます。
酔中作 酔中の作
酔後方知楽 酔後(すいご) 方(まさ)に楽しみを知り
弥勝未酔時 弥々(いよいよ) 未(いま)だ酔わざるの時に勝る
動容皆是舞 容(かたち)を動かせば 皆 是(こ)れ舞(まい)
出語総成詩 語(ご)を出(い)だせば 総(すべ)て詩と成る
⊂訳⊃
酔ってはじめて 酒の楽しさがわかり
飲めば飲むほど 酔わないときより気分がいい
体を動かせば それがそのまま舞となり
言葉を吐けば それがそっくり詩句となる
⊂ものがたり⊃ 張説(667−730)は五言絶句を自家薬籠中のものにしていたようです。この詩は制作時期不明ですが、宴会の座興に作ったものでしょう。自分の才能に自信があり、余裕のある詠い振りから三十歳前後の作品と思われます。酔いを詠って軽妙。李白などに影響を与えたと思われます。