南北朝47ー歌謠
子夜四時歌 子夜四時の歌 (夏)
春桃初発紅 春桃(しゅんとう) 初めて紅(くれない)を発し
惜色恐儂摘 色(いろ)を惜(お)しんで儂(わ)れの摘むを恐る
未夏花落去 未(いま)だ夏ならざるに花(はな)落ち去らば
誰復相尋覓 誰か復(ま)た 相尋(あいたず)ね覓(もと)めん
⊂訳⊃
春に色づく桃の花
美人だからと頭が高い
夏になる前 花が散り
誰も訪ねて来なくなる
⊂ものがたり⊃ 夏の歌は男性の立場に立つ歌です。自分を相手にしてくれない美女に、花が散ってしまえば誰も訪ねては来ないと恨みごとを言っています。
子夜四時歌 子夜四時の歌 (夏)
春桃初発紅 春桃(しゅんとう) 初めて紅(くれない)を発し
惜色恐儂摘 色(いろ)を惜(お)しんで儂(わ)れの摘むを恐る
未夏花落去 未(いま)だ夏ならざるに花(はな)落ち去らば
誰復相尋覓 誰か復(ま)た 相尋(あいたず)ね覓(もと)めん
⊂訳⊃
春に色づく桃の花
美人だからと頭が高い
夏になる前 花が散り
誰も訪ねて来なくなる
⊂ものがたり⊃ 夏の歌は男性の立場に立つ歌です。自分を相手にしてくれない美女に、花が散ってしまえば誰も訪ねては来ないと恨みごとを言っています。