盛唐34ー王昌齢
青楼曲 青楼曲
白馬金鞍従武皇 白馬(はくば)金鞍(きんあん) 武皇(ぶこう)に従い
旌旗十万宿長楊 旌旗(せいき)十万 長楊(ちょうよう)に宿る
楼頭少婦鳴筝坐 楼頭(ろうとう)の少婦(しょうふ) 筝(そう)を鳴らして坐す
遥見飛塵入建章 遥かに見る 塵(ちり)を飛ばして建章(けんしょう)に入るを
⊂訳⊃
白馬に黄金の鞍 武帝に従う十万の兵は
軍旗をつらねて 長楊宮に宿泊する
妓楼の遊女達は 笛を吹きつつ遥かに眺める
馴染みの若者が 塵を蹴立てて建章宮に入るのを
⊂ものがたり⊃ 詩題の「青楼」(せいろう)は遊女のいる妓楼のことです。「武皇」は漢の武帝のことで、漢を借りる詩です。「長楊」は漢の離宮で、現在の陝西省周至県の東南にありました。「楼頭の少婦」は妓楼の遊女のこと。「建章」は長安の西郊にあった武帝の宮殿ですので、前半と後半では場所を異にしています。
前半は皇帝の軍隊の華やかな行軍を詠い、後半は行軍から帰ってきた兵士を待っている妓女たちを詠います。閨怨詩ではなく、長安の遊女を詠う詩です。
※ 都合により明日10日と11日は休みます。
青楼曲 青楼曲
白馬金鞍従武皇 白馬(はくば)金鞍(きんあん) 武皇(ぶこう)に従い
旌旗十万宿長楊 旌旗(せいき)十万 長楊(ちょうよう)に宿る
楼頭少婦鳴筝坐 楼頭(ろうとう)の少婦(しょうふ) 筝(そう)を鳴らして坐す
遥見飛塵入建章 遥かに見る 塵(ちり)を飛ばして建章(けんしょう)に入るを
⊂訳⊃
白馬に黄金の鞍 武帝に従う十万の兵は
軍旗をつらねて 長楊宮に宿泊する
妓楼の遊女達は 笛を吹きつつ遥かに眺める
馴染みの若者が 塵を蹴立てて建章宮に入るのを
⊂ものがたり⊃ 詩題の「青楼」(せいろう)は遊女のいる妓楼のことです。「武皇」は漢の武帝のことで、漢を借りる詩です。「長楊」は漢の離宮で、現在の陝西省周至県の東南にありました。「楼頭の少婦」は妓楼の遊女のこと。「建章」は長安の西郊にあった武帝の宮殿ですので、前半と後半では場所を異にしています。
前半は皇帝の軍隊の華やかな行軍を詠い、後半は行軍から帰ってきた兵士を待っている妓女たちを詠います。閨怨詩ではなく、長安の遊女を詠う詩です。
※ 都合により明日10日と11日は休みます。